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人前式とは

意味

人前式とは、
結婚式のメジャーな様式のひとつで、常日頃お世話になっている方々に、結婚の証人になってもらう形式の結婚式の様式のことです。

人前式とは、読んで字のごとく、「人の前」で結婚を誓う、というお式になります。
これは、特定の神様などではなく、日ごろ御世話になっている方、親しくしていただいている方などの前で結婚の誓いを立て、新郎新婦の結婚を承認していただくお式です。
ですから、結婚式の列席者全員の方が、新郎新婦お二人の結婚の「立会人」であり、「証人」となります。

この「人前式」は、他の様式の、「神前式」、「仏前式」と違い、式の開催や、進行に当たっては、ほとんど決まりごとといったものはありません。
が、一応は、先人達が挙式してきた例もありますし、基本的な流れというのはありますが、順番も演出も自由、ある程度結婚式としての厳粛ささえあれば、式自体は本人達の自由に組み立てられます。

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歴史

一般に、最も伝統的な式といえば、「神前式」と一般の認識にはあるかもしれませんが、現在の「神前式」の始まりは明治時代の事（→神前式参照）です。
その「神前式」とは、当時の皇太子（後の大正天皇）の式から始まったスタイルで、しかもその基本は「キリスト教式」を参考にして作られた内容ですので、そこまで長い伝統のものでもありません。

それ以前（特に江戸時代あたりから）から、必ずしも今の人前式とは違いますが、
一般的な結婚式
というと、「新郎の家に親しい人を招いて祝言を挙げる」という、今の人前式のような、人に立ち会いをして結婚を承認してもらう形式だったようです。

形式、手順こそ違えど、様式としては、これが、今日での人前式の原型と言えるかもしれません。

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場所

昨今では、人前式の自由度の高さに魅力を感じたり、特定の信教の無い若者が多くなってきたことから、人前式での挙式希望のカップルが多くなってきました。
そのため、多くの結婚式場や、ホテル内結婚式用会場等が、この人前式の様式に対応し、建物の中に人前式用の式場や披露宴会場を持っているのが普通になっています。

このことから、基本的には、この人前式で挙式する場合、対応できない会場の方が珍しいくらい少ないですので、人前式で挙式するにあたっては、 会場選びに関しては、特に心配はいらないかと思われます。


→神前式とは

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