スポンサードリンク

結婚式代理出席での注意点

ここまで紹介してきましたように、この、「結婚式代理出席」というお仕事は、
基本的に、特別なスキルを必要とせず、依頼者の求める条件（性別・年齢等）にさえマッチすれば、 どなたでも可能な仕事になっております。
ですが、結婚式の参列というのは、依頼者の人生の晴れ舞台である結婚式を彩る重要な役割のひとつです。
それなりに制約は存在しますので、依頼者、仲介事務所、それぞれに対して、ルール違反やマナー違反を犯さないようには十分気をつけましょう。

あまり事細かに挙げても注意しきれませんので、簡単ながら、以下の事項に注意していれば、最低限は条件クリア、だいたい大丈夫でしょう、というライン・ポイントをご紹介しておきます。

---

身なりはしっかりと！

こちらは臨時のアルバイトだから、という意識でも、依頼者や、親族・他の参列者から見れば、立派に一人の招待客なわけでして、結婚式、披露宴、と大切な場に出席しますので、正規の結婚式としての規範は守りましょう。
基本的には、黒スーツ、白Yシャツ、黒靴、黒以外の派手過ぎないネクタイなどなど（女子の場合派手な色を避けてパーティードレスならOKかと）。
あとは髪の毛等の身だしなみも気をつけ、基本は自身が友人や親族に招かれたのと同じ感覚で行きましょう。
清潔感を伴う身だしなみが大切です。
※ボロが出ないように、悪目立ちしないように、あまり目立つ格好、奇抜な格好は避けましょう

---

身元や設定を忘れずに！

代理出席、ということで、ようは、誰か、いて欲しい設定の人、がいるわけでして、たいてい依頼の際に、＊＊＊の＊＊＊という設定でお願い、と依頼されることが多いです。
「新郎の出身地元の友達5名」とか、「新婦の大学時代友人4名」のように。

たいていはこの件に関しては、事務所から手配の際に、今回は、「新郎の高校同級生27,8歳で」のように、立場や年齢の指定を受けます。
さらには、例えば高校同級生、であるならば、＊＊高校出身で、と学校名とかも言われるので、そこも覚えておきましょう。
披露宴では父母に話しかけられたりもするので、思い出話に花を咲かせた際などに、会話でボロが出ないように必要な情報になります。

基本は、

依頼人とも、他の参加者とも、あまり深く接触しない

につきます。
これだけ気をつけていれば、ちょっとくらい誰かの気にとまっても、せいぜい、おとなしい人だな、とか、せっかくの機会なのに、新郎新婦とあまり話さなくてもったいないな、程度であって、 よほどこの特殊な仕事のことに詳しい人でもない限りは、出自の違う人が混じっている、とまでは思わないことでしょう。
変な友人がいるな、くらいでは依頼人（たいていは新郎か新婦）の名誉は悪化しませんが、代理人を頼んでまで、こんな、みたいにバレてしまうことは大変な痛手です。
仕事として失敗どころか、場合によっては依頼人から賠償請求があってもおかしくありません。
そのあたり、十分なリスクととらえて、気を付けてすごしましょう。

---

ネタばらしをしない

この結婚式代理出席は、たいていの場合、新郎新婦どちらかが、招待客の人数が不釣合いなことを補うために依頼することがほとんどです。
友人の数の多少等、世間体的なものや見栄が関わってきますので、当然、パートナーには内緒にしていたり、夫婦で依頼した場合だとしても、自分達以外、親族・親には内緒、といった場合が多いです。

結婚式代理出席は、この内緒という状態を守りながら遂行するよう事務所が依頼人に約束しています。
代理出席をする場合、式や披露宴参加の際に、まずバレないように注意しましょう。

上の項目でも書きましたが、基本、親族や他の出席者とあまり深く関わらなければ、ボロはそうは出ないとは思います（普通は結婚式代理出席なんて知らない）。
また、同じ事務所から手配された人とかがいて、同じ立場な人がいても、決してその人と、代理出席に関する話をするのは避けましょう。
小声で話していたとしても、どこからかバレたりしてしまうものです。

および、この仕事の事後、として、よく変わったお仕事をしてる人が、ブログや、Facebook等のSNSとかで、自分こんなことしてきましたー、って紹介してる人もいますが、 現代の情報社会ですと、例えば、名前とかで、ふと同じ参列者とかが興味持って見つけてしまうこともありえます。
そのような場合に、もし、
「昨日は＊＊で結婚式代理出席してきました。」
なんて書いてあったら、え、この人もしかして？となって、結構まずいわけです。

ですので、珍しい仕事をしたことも、おいしい体験をしたことも、言いたいかもしれませんが、そっと胸の内に秘めておきましょう。
※この防止も兼ねて偽名を使うわけですが、式自体の詳細（場所や新郎新婦の名前とか）をあまり書いてしまうと内容でバレてしまう危険はあるわけです

---

事後対応

これは詳細でも書きましたが、基本、信用商売なので、仕事終わってからの対応もきちんとしましょう。
基本的には、

・斡旋してくれた事務所には終了報告
・もし引き出物は事後回収の条件つきだった場合、適宜事務所に渡すものを送付。
・小道具等、事務所から借りて返す物があれば、同じく返却

などが必要です。
これらがちゃんとできていれば、その日の行動によほど問題がない限り、また同様のお仕事を斡旋してもらえたりします。
頼む側もベテランの方が、バレたりする危険が減って、安心なわけですから、こと、この結婚式代理出席だけに関して言えば、経験はかなりの武器になります。

---

以上の注意点はどれもそれほど難しいことではなく、結婚式代理出席という特殊な仕事の性質を理解し、依頼者の気持ちを考えれば至極もっともで、これらのルールは守れるかと思います。
どうぞこの仕事をやってみたい方はこのルール面は心に留めておいてください。

スポンサードリンク

---